部署の「育てる」意識を浸透させ行動に起こすには

中途採用看護師教育の基本的な考え方を、
実際に行動に移し影響をもたらすのは、
看護管理者や教育担当者だけではありません。

 

実際に行動に移し、影響をもたらすのは、
主に中途採用看護師に直接関わる受け入れ側の看護師です。

 

受け入れる側の看護師が、
中途採用看護師に対して
適切な関わり方を統一して実践することができるようにするためには、
看護管理者が丁寧に、受け入れ側の看護師に
どのように中途採用看護師に関わってもらいたいのか、
どのように指導してもらいたいのかのビジョンを、
丁寧に説明し、理解し、承認してもらうことが必要です。

 

その際のビジョンとして大切なのは、
 (1) 具体的であること。
 (2) 簡潔であること。
 (3) 方向性を示していること。
 (4) 魅力的であること。
 (5) 個性的であること。
という点がポイントになります。

 

このビジョンを実際に動かすためには、
管理看護師がさまざまな表現や行動でもって
受け入れ側の看護師に何度も説いていくことが重要です。

 

その内容とは、
 (1) 講義する。
 (2) ポスターに標語として掲示する。
 (3) カンファレンスや申し送りなどで話す。
 (4) 立ち話で教育担当者に話す。
などです。

 

看護管理者の考えを看護師に浸透させていくためには時間がかかります。

 

ビヨンについて看護師が納得して行動化することは、
一朝一夕では、不可能です。

 

また、「このような関わり方をすべきです!」などと、
指導方法を押し付けると、
逆に受け入れ側の看護師は、拒否反応を示してしまうかもしれません。

 

自分たちの部署では、中途採用看護師に対して、
どのように関わるのかについて、
受け入れ側の看護師全員で検討し、決断することが大切なポイントです。

 

教育担当者は、受け入れ側の看護師が部署の状況に応じて、
どのように中途採用看護師に関わるのかを
自己決定することができるように場を提供することもしなければなりません。

 

部署の「育てる」意識を浸透させ行動に起こす際のポイント

 

そもそもヒトは、期待する役割行動はとってくれません。

 

受け入れ側の看護師に対して、
期待する役割を説明するだけでは忘れ去られてしまいます。

 

だからこそ、どのように関わってもらいたいのかを
受け入れ側の看護師に、丁寧に、且つ具体的に
看護管理者が解説することが大切です。

 

受け入れ側の看護師が納得して行動を起こすためには、
繰り返し方法を変え、看護管理者が説明し続けることが重要です。