中途採用看護師の効果的な教育とは

中途採用看護師の効果的な教育には、
承認による安心感が必要です。

 

中途採用看護師を受け入れる際、
「経験があるのだから、すぐに慣れて力を発揮してほしい。」
という強い期待が現場には生じると思います。

 

ですが、異なる環境のもとでは、
施設のシステムやルールが大きく違います。
ですから、たとえ経験が豊富であり、
ベテラン看護師だったとしても、
すぐには力を発揮することができないものです。

 

また、中途採用看護師のほとんどは、
現場の忙しさや大変さを十分に理解していますから、
多忙な状況で説明を求めたり質問をすることに
強いストレスを感じたりもします。

 

そのような中、やっとの思いでした質問に
「そんなこともわからないの!?」というような態度で対応されたら、
「この組織には何の期待もできない。」と思ってしまうかもしれません。

 

一方、受け入れる部署には、
「余裕のない人員配置で、いつもギリギリの状況なのに、
温かい支援などできるわけがない!」
という気持ちが起きてしまいがちです。

 

ですが、中途採用看護師に
新しい環境で、実践力を発揮してもらうためには、
受け入れ側のすべての看護師の態度が最も重要な環境要因となるでしょう。

 

新たな環境への対応は、
誰にとっても苦労を伴うものです。

 

しかし、その不安や苦痛を乗り越えるための
モチベーションを維持してもらわなければなりません。

 

そのためには、周りの温かいサポートが欠かすことができません。

 

中途採用看護師が「私は大事にされている。」、
「ここにいても良いのだ。」と自己肯定できるような心境になるように
受け入れ側のサポート体制を明確にすることが必要で、
具体的に示し、実践していくことが必要になるのです。

 

教育担当者の役割は、中途採用看護師が
周囲の支援をしっかりと感じられる雰囲気を作ることです。

 

その信頼感や安心感こそが、
人が自ら学ぶことへの原動力となります。

 

そして、信頼感や安心感が、効果的な教育を生むでしょう。

 

それでは、中途採用看護師と信頼関係をつくるためには、
具体的にどのようにすればよいのでしょうか。

 

それには、受け入れ側の看護師に対し、
ビジョンを響かせ浸透させることや、
サポート方法は受け入れ側の看護師全員で決めることなどがあります。