組織文化に対する適切な予備情報の提供

組織文化に関連した、
たとえば、何が大切にされているか、
どのような約束事があるのかといった情報は、
部署や施設によって大きく異なります。

 

明るいい、良いムーづをつくるために、
挨拶を大切にしている部署もありますし、
人間関係を良好にするために、
ニックネームで呼び合うことを善しとしている部署もあります。

 

このような組織文化は、マニュアル化されたものではありません。

 

ですから、この組織文化を外部から来た中途採用看護師がつかむのは
簡単なことではありません。

 

しかし、組織に所属する一員として、
実際に業務を遂行する上では、
想像以上に組織文化から大きく影響を受けることが多いので、
スムーズな職場適応のためには組織文化は無視することができません。

 

このため、この組織文化に関する情報を、
中途採用看護師にストレスを感じさせない程度に、
採用前後に伝えることも必要です。

 

採用前に伝える組織文化

 

採用前であれば、
初日の振舞い方について事前に情報を伝えておくとよいでしょう。

 

たとえば、「この病棟には、フランクな人が多いので、
明るく元気に笑顔で切れ下さればうれしいです。」や、
「髪型やユニフォームをきちんとして、
専門職として清潔であることを重視したいので、
髪はきちんとアップにして、
肌色のストッキングを履いてきていただけますか?」
というような情報を伝えておくと、
中途採用看護師が初日につらい思いをすることが激減されるでしょう。

 

採用後に伝える組織文化

 

採用後は、折にふれ、
「過去のカルテを探すときには、
カルテ室の○○さんに聞くと良いので、
今度一緒に行って紹介しますね。」、
「正直、この病棟の看護師長は怖いと有名なのですが、
筋の通った話はきいてくれるので、攻略法としては・・・。」
というような内容、
また、「外科の○○医師は、指示の出し方にこだわりがあるので・・・。」
というような、業務を効率的に遂行するためのコツを伝えることも、
中途採用看護師にとっては、心強い情報となるはずです。

 

しかし、このような情報の提供の際に、
「このような組織文化には従ってもらいます!」というような姿勢ではなく、
施設や部署の特性を理解し、中途採用看護師の能力を発揮してほしいという
ポジティブなメッセージをしっかり表現すること、
あくまで中途採用看護師の組織への適応を促進することが
主な目的であることを忘れないようにすべきです。