教育担当者が一人で指導を丸抱えしないようにする

中途採用看護師やパートタイム看護師が入職するたびに、
「また1から全部教えなければいけない。」と、
つらい気持ちになってしまうことがあります。

 

ですから施設側は、
オリエンテーションから看護業務までのすべてを
一人の教育担当者に任せてしまうと、
その教育担当者の負担が大きくなるということを
改めて認識すべきで、
一人の教育担当者が、
指導を丸抱えしないように気をつけなければなりません。

 

新人看護教育については、
今までプリセプター一人にすべての教育を任せていたので、
プリセプターが疲弊してしまい、
離職に追い込まれるというようなケースが
少なくありませんでした。

 

ですが、現在の新人看護師教育では、
受け入れ部全体で新人を教育するという流れに変化しています。

 

同じように、中途採用看護師教育も、
受け入れ部署全体で行おうとすることが必要です。

 

中途採用看護師教育を行う際、
受け入れ部署全体で役割分担をすることによって、
自分たちの看護を改めて見直す良い機会にもなります。

 

たとえば、オリエンテーションは、
施設の沿革、構造、部署の特色、記録物の位置や休憩室の場所など、
その内容は多岐に渡ります。

 

中途採用看護師に、どの内容を伝えるか決まっていない施設も多く見られます。

 

そのため、オリエンテーションを任された看護師の考えで、
内容が決定する場合もあります。

 

ですが、オリエンテーションは、
あくまで中途採用看護師が業務を円滑に遂行するため、
必要な情報を提供することが目的です。

 

施設の沿革も重要な要素のひとつですが、
それ以上にごみの分別や検査室、放射線科への依頼・申し送り方法、
院内約束食事箋などの業務に直結した内容や、
年次休暇簿の書き方と希望の出し方など、
事務処理の方法を事務担当者から
オリエンテーションしてもらうことも大切なことです。

 

また、「時間がないから、あなたがオリエンテーションをしておいてね!」
とオリエンテーションを担当する人に対して言うのではなく、
「この業務はあなたが一番よく理解しているから、
正確なオリエンテーションができると確信しています。
どうぞお願いします。」
と、丁寧に依頼し、効果的で、効率的な人材活用を行うことが大切です。