中途採用看護師の教育内容を抽出する

中途採用看護師の教育内容を抽出するとは、
その部署のあるべき看護の姿を描くということです。

 

看護師像は、あまり壮大すぎても
受け入れ側の看護師たちに伝わりにくいです。

 

まずは、現状を眺め、
そして、自分たちが行っている
現在の看護の見直しをすることからはじめます。

 

そこで、どのようなことを大切に看護実践をしているかという点を
見出していくことによって、
その部署に必要な看護、中途採用者に期待したい看護師像が見えてきます。
結果、中途採用看護師に教育すべき内容も抽出することができるのです。

 

たとえば、
「私の部署は、内科外科混合ですから、
疾患は多岐にわたります。
施設の方針としては、
医療安全の確保と、患者さんの尊厳を尊重することを重視しています。
この地域は、農村地帯であり、
退院しても農作業に出ざるを得ない、
あるいは家族が自宅での介護を行うことが難しいので、
再入院が多くなっている現状があります。
このようなことから、私たちは
入院時から退院後の生活を見据えた看護に力を入れています。」
という部署の現状を捉えます。

 

この現状から、
 (1) 入院時から退院後の生活構築を見据えた看護の提供をする。
 (2) 患者さんと家族の生活状況を把握するために、丁寧に話を聞く。
 (3) 退院後の生活をフォローするために、地域の社会資源を効果的に活用する。
ということが、現時点での看護実践となります。

 

次に、この(1)〜(3)の看護実践内容をできるようにするためには、
どのような学習をすべきなのかを考えます。

 

どうしても、「あれも大事」、「これも大事」と、
たくさんのことを抱えてしまいがちで、
本当に大事なことを絞り込んで、それでOKと決断することが苦手だったりします。

 

そのため、結論を出すことできず、
結局、現状のままになってしまうことがよくみられます。

 

しかし、「病棟の看護師全員で検討し、
大多数が納得したのだから、今はこれでいい、この方向性でいい。」
と、決断することが大切で、
「その後、不具合があれば修正する!」という判断も必要です。

 

中途採用看護師に対して、
受け入れ部署で、どのような看護師になってもらいたいのか、
どのような看護実践をしてもらいたいのかをきちんと説明することが大切です。

 

自分たちのやり方のみを押し付けるのは間違っています。