人が育つ組織作りの実現

中途採用看護師は、新卒看護師の採用と比べ、
とても特殊な存在になってしまっている現実があります。

 

しかそれは、実は、受け入れ側の先入観や、
期待値が高すぎることによって起きているのかもしれません。

 

新卒看護師の育成に関しては、
じっくり新人を育てる環境が大切という共通認識が
多くの看護現場で醸成されていますが、
中途採用看護師については、
「経験があるからできて当たり前」というような
即戦力としての期待は、かなり大きなものがあるように思います。

 

また、受け入れ側の事情や要求が優先されてしまっているのではないでしょうか。

 

「新人は新卒、中途作用はイレギュラー」
という考えでは、人材育成に関する組織の考え方に説得力が感じられません。

 

新卒看護師であっても、
年度の途中で入職した経験者であっても、
組織として人を育てるということに、なんら変わりはないはずです。

 

病院のビジョンとして「人を大切にする病院です。」、
「お互いが学びあう環境を何よりも大切にしています」
というようなすばらしいものを掲げている施設で面接を受け、
実際に面接した看護部門のトップも
すばらしい人だったという印象だったとしても、
実際に働く部署では、まったく違った・・・ということも少なくありません。

 

このような現実は、看護という領域だけでなく、
あらゆる組織でもありがちです。

 

そして、この現実は、お互いに対等な立場で、お互いを育てあう組織を、
現実のものとしてつくりあげることは、
とても難しいものであるという証です。

 

このような中、現在、多くの企業が取り組み成功している実践を見てみると、
驚くほどシンプルなことがわかります。

 

・明確なビジョンを共有すること。
・ビジョンを実現するために具体的に行動すること。
・あきらめずに繰り返しやり続けること。

 

これだけです。

 

すばらしいビジョンは、実現するための具体的な方法がなければ、
失望につながります。

 

お互いが育てあう組織を実現するための
具体的な方法をたどっていくと、
組織に所属するすべての看護しが、
自分自身の行動を自ら決定し、
目標に向かって努力することの必要性があると考えられます。
それは、専門職としての自律した巣あs他で、
学び続けることは、看護師一人ひとりの責任です。

 

明確なビジョンを共有し、実現するためには、
相互に尊重し信頼しあうことができる関係を築くこと、
学びあう環境をもつ組織をつくることが必要です。